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エージェント概要 - Kibanaを立ててみた

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データ収集の先鋒をどうするか

概要のところで説明したとおり、エージェント経由でElasticsearchに情報を収集するのですが、選択肢が結構多いですね。


よくある事例、記事だと、日本ではFluentdが圧倒的に多くて、次にLogstash。


FluentdもLogstashも、ファイルへの出力をリアルタイム監視して、設定ファイルにもとづいて変換して、Output先に送り届ける、ってのは同ですね。
CloudwatchLogsに慣れている身としては、awslogsと同じだなーとか思いつつ。


どちらもプラグインがたくさんあって、Input元、Output先との接続のコネクターがたくさんあるようなので、どっちを使っても出来ることに違いはなさそう。


シェアだとFluentdのほうがありそうなんですけど、elastic社「ELK Stack」って呼んでアピールしてます。「E=Elasticsarch、L=Logstash、K=Kibana」です。


これに倣って、日本で人気の高いFluentdを使った構成を「EFK」って呼ぶ人もいる模様。


なお、LogstashとElastic社が提供するスタック図において、Logstashと同じレイヤーに、Beatsというものがあります。
一概に説明しにくいのですが、「Logstashと同様にElasticsearchにデータ転送するだけでなく、Logstashに転送して、Logstashで加工・フィルタリングしてからElasticsearchに転送することも可。」というツールでした。

  • Logstash:フィルタ、加工など柔軟な設定が可能なエージェント。
  • Beats:あらかじめ用意されたセットにもとづいて情報収集、転送するエージェント。複雑な処理が必要な場合、Logstash経由で転送させる。Kibana上で表示させるためのテンプレートも含んでいる。


といった感じでしょうか。


同じレイヤといいつつ、中間レイヤとしても機能するので、Elastic社の図を鵜呑みにするとちょっとつまづきますね。


次回以降、Beats、LogstashといったElastic公式のスタック準拠で挑戦した後、人気の高い人気のFluentd、Fluentdと同じTresure Dataが提供するEmbulkも扱ってみたいと思います。

まとめ

Elasticsearch+Kibanaを使う際の、クライアントサイドモジュール

  • Beats:Elastic社が提供。「データシッパー(Data Shipper)」と呼ばれ、Elasticsearchに対するシンプルなデータ転送を行うエージェント。フィルタリングや加工など複雑な処理を施す場合、Logstashを間に噛ませる。
    • Filebeat:(ログ)ファイル
    • Metricbeat:システムや各種ミドルウェアのリソースメトリクス
    • Packetbeat:ネットワークパケット
    • Winlogbeat:Windowsイベントログ
    • Heatbeat:稼働状況監視
  • Logstash:汎用的なデータ収集エージェント。Elastic社が提供。
  • Fluentd:汎用的なデータ収集エージェント。Input-Output双方をプラグイン形式で拡張できる。TresureData社が提供。日本ではLogstashより人気が高い模様。
  • Embulk:バルクインサート用エージェント。TresureData社が提供。


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