- 作者:文部科学省,文科省=
- 出版社/メーカー:東洋館出版社
- 発売日: 2008/08
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「社会」って、今は「総合」って教科らしいね。
小学校3年の娘の話なんだけど、お父ちゃんの時代と違って、社会・理科って単科目が無くて、総合ってなってるみたい。
なので、画像の2008年盤の指導要領は「社会科」になってるけど、今はこれも違うのかな。
表題の課題
娘の授業でこんな宿題が出ていて、巻き込まれてます。
自分の地元について知ること、すごく大事だと思います。
自分自身、結婚するまで、今の場所とは何の縁もなかった人なので、良い機会ではあるんだけど。
この時期にこの課題が出ることに、ものすごく引っかかるものがある。
だってまだ「地図の読み方、ちゃんと授業で教わってない」時期なんですから。
畑とか田んぼとかを示す記号のアレ。
今年の教科書見せてもらったら、これからやるところに地図記号の解説が書いてありました。
そんな状態で、自宅近辺が昔どんな場所だったかなんて、文献あたっても読み取れないでしょう。
口頭伝承レベルには知っていますよ、そりゃ。
あそこは一面畑だったとか、工場が撤退した跡地にマンション建てた、とか。
再開発するまで、小汚くて、治安の悪そうな地区だったとか。
でも、課題としては、「写真や図+補足文章」でポイント1箇所ごとのノート1ページ、を3箇所程度調べてこいと。自宅がある場所、近所のとある公園、その他、、、。
つまり、ちゃんと文献にあたれってこと。
親の側だってそこまでやってないよね、たまたま移り住んできた場所の歴史なんて。
親が絡まないと手におえないこと必須な課題。
親を巻き込んで解決するというのも、また学習の一形態ではあるだろうけど、にしてもなんか雑な課題の出し方だなと。
自分の頃、どうだったか
小学校3年の社会科といえば、地元自治体にフォーカスした教科書をそれこそ地元の教育委員会かどこかが作ってて、それを1年かけて勉強していた記憶がある。
3年で地元の町、4年で日本、5年以降で世界、だったような。
たぶん、その辺の教育指導要領レベルの基準はそんなに変わっていないんじゃないかと思う。
なんか、3年の終わり頃に出来るようになるレベルのことを、冒頭で課題に出されているような感覚なんだよね。この違和感の元って。
どこに当たれば、ほしい情報が手に入るか
とりあえず図書館かなと。司書さんも地元の人が多いし。
実際、「郷土資料」ってカテゴリがある。館内閲覧のみで貸出不可のことが多いけど。
あと、役場。ただし、役場って、手続き申請ニーズに応じた単位での窓口制なので、役場のどこで「閲覧」目的で資料を探せるのか勝手がわからない。
ただ、いずれにせよ、小学生が必要な資料を探し当てるのも難しい。
とある箇所の歴史的経緯、開発の変遷なんかを知るには、行政資料や地図を年を追って読むのがいいんだろうけど、それ小学生にできるのかと。
そんなわけで
今日も娘連れて図書館行ってきます。
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